長新太さんのおすすめ絵本・その1「へんてこライオン」シリーズ

絵本
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子供と私が大好きな長新太さん

子供が小さいうちから小学校6年生半ばまで毎晩絵本の読み聞かせを行っていました。

そんな私達親子が大好きな絵本作家・長新太さんの絵本の紹介です。

長新太さんの絵本はどれも名作ですが、娘は特にへんてこライオンシリーズが大好きでした。

2018年からNHK”おかあさんといっしょ”でアニメ化もされた「へんてこライオン」シリーズです。

へんてこライオンシリーズ

全部で11冊あります。

  • しんくんとへんてこライオン       1995年11月
  • ゆうちゃんとへんてこライオン      1995年11月
  • ゆうちゃんとしんくんとへんてこライオン 1998年11月 
  • へんてこライオンがいっぱい        2002年06月
  • こんにちは!へんてこライオン      2004年10月
  • ありがとう へんてこライオン       2005年11月
  • どうしたの?へんてこライオン 2006年02月
  • やったね!へんてこライオン 2006年04月
  • へんてこライオンたべものなのよ 2008年02月
  • へんてこライオンどうぶつなのよ 2008年02月
  • へんてこライオンのりものなのよ 2008年02月

「~たべものなのよ」「~どうぶつなのよ」「~のりものなのよ」は、食べ物に変身するライオンばかりを集めたりと、それぞれのタイトルに合わせたライオンをチョイスしたシリーズです。

ボードブックタイプで、厚い紙をさらに貼り合わせて作ったタイプの絵本で、角も丸い仕様になっており、小さい子が扱いやすいです。

へんてこライオンシリーズあらすじ

しんくんやゆうちゃんが出会ったライオンはいろんな物に変身しちゃうへんてこなライオンでした。

ライオンはしんくんやゆうちゃんの目の前で色んな物に変身して二人をびっくりさせたり喜ばせたりします。

へんてこライオンシリーズの感想(ネタバレ)

ページをめくる度、思いもよらないものに変身するライオンに親子でワクワクして読んでいました。

図書館へ行き、読んだことのない”へんてこライオン”を見つけると娘は大喜びして借りて帰りました。

何度も繰り返し借りたシリーズです。

そうしてサンタさんからもプレゼントされたシリーズです。

へんてこなライオンはブランコになったりバスになったりしてしんくんとゆうちゃんを喜ばせたりするけれど、決して子供が喜ぶものばかりに変身する訳ではありません。

カレーになってしんくんに

「どうぞおたべなさい」

なんて言うんですが、カレーと言ってもさっきまでライオンだったし、カレーの中のジャガイモがライオンの目だったりするしで、しんくんも戸惑いと不気味さで食べるのを断っちゃいますw

そんなシュールで突拍子もない長新太ワールド全開のシリーズに私達親子は飽きることなく繰り返し読んでいました。

読む度、楽しくなっちゃうんです。

ライオンは優しくて不思議で、怖がりな所があって、とっても変だけど憎めません。

多分しんくんとゆうちゃんが通る道で毎回二人の事を待ってるんだと思います。

しゃべりかたもなんか可愛いんですよね。

百獣の王なのにちっとも偉そうじゃないし。

最後の、

「へんてこなライオンのおはなしです。」

って

お決まりのセリフがまたいい味をだしています。

娘と二人で声を揃えて読んでいました。



長新太さんの世界

もともと漫画家さんとしてデビューしその後絵本も書くようになった方です。

絵本は国際アンデルセン賞等様々な賞も受賞しています。

ナンセンス絵本の第一人者として知られていますが、この方の作品は好みがはっきり分かれそうです。

絵本に学びを求める人には向いていないのではないでしょうか。

ユーモラスで奇想天外、思い切り不条理なストーリー、そうして力強い絵、それらで構成された一冊の絵本の中に優しさも感じるんです。

一見、絵もフリーハンドの下手ウマに見えるけれど物凄く上手い。

上手い人の構成と色遣いとタッチなんです。

上手くて自由で面白くて強くて優しいなんて、今後こんなパンチの効いた絵本作家さんが現れるのでしょうか。

現れるとしたら長新太さんを読んで育った子供が大きくなってかしら・・・。

そうしたら長さんは喜んでくれるかなあ・・・。

本当に中毒になる絵本を書く方です。

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