発達障害の難しさが、まさかの「音楽」でも
発達障害、学習障害の診断のある娘ですが、まさかの音楽の授業にも発達障害の影響がありました。
学年ごとにいくつかの問題を抱え、音楽の授業が嫌で
「学校に行きたくない~」
と泣き出す事もありました。
我が子がぶつかった音楽の授業での困り事です。
- 声の大きさが調節出来ない
- 歌詞が覚えられない
- カタカナが読めずピアニカが弾きづらい・音符が覚えにくい
- リコーダーが吹けない
声の大きさが調節出来ない
声の大きさが調節出来ない問題があったのですが、それは小学校1年生の時に解決しました。
「大きな声で歌いましょう!」
の先生の声を受けてがなり立てるような歌い方をしていました。
本当に言葉のまんま受け止めますから。
ことばの教室の先生に相談すると
「”きれいな声で歌いましょう”と声を掛けるようにしてみましょう」
とアドバイスを頂き、それでうまく調整出来るようになりました。
歌詞が覚えられない
次にあったのは”歌詞が覚えられない”問題でした。
音楽の教科書の歌詞が読みづらいんです。
音符の下に書いてあるあの歌詞です。
字が小さいでしょう。
みんなはその文字を読みながら歌えるんですが、歌のスピードで文字を追えないんです。
そんなこと難しすぎます。
音韻の発音が弱く聞き取りも苦手です。
みんなが歌っているの聞いても覚えづらい。
先生にどんな歌を習っているか確認して家で一緒に歌って練習しました。
カタカナが読めずピアニカが弾きづらい・音符が覚えにくい
まだあるのが”カタカナが読めない問題”です。
音階はカタカナで書かれています。
音楽の授業ってカタカナ多いんですよ・・・。
ドレミファソラシド・・・全部カタカナ!!
譜面に書かれたカタカナにひらがなでルビ打ちをしていましたが読みにくいんです。
読めるようになることは難しく、もう覚えるより仕方ないという感じでした。
ほぼ対策が無かったです。
それが我が子にとってどれだけ難しいかを先生に理解してもらえるように伝えるしかなかったです・・・。
なので支援の先生に数回音楽の授業にも入ってもらいました。
娘にとってどれだけ困難な問題であるか、支援の先生に実際に確認してもらって担任の先生に支援の先生から伝えてもらう、という事をしました。
リコーダーが吹けない
身体が小さくて、指の力が無くて、手先が不器用だったのでリコーダーはとても難しい課題でした。
テストがある度にポロポロと泣いていました。
発表会なんかもリコーダー吹いたりするんですよ。
別に吹けなくたっていいじゃないかと私は思ったりするんですが、先生は何とか吹かせようと指導してくれます。
励まして一生懸命教えてくれるもんで、娘も何とかやらなくちゃと追い詰められるんです。
「始めと終わりだけ吹くとかじゃダメですかね?」
なんて提案をしてみたんですが先生は諦めてくれませんでしたw
この事についてはこちらの記事に書いています。
これをすれば吹けるようになるっていう大技は見つからなかったですが、「ふえピタ」という商品が少し役に立ちました。
指の力が弱くて手先が不器用でもリコーダーの穴が押さえやすくなるお助けグッズです。
もしリコーダーで悩んでいるお子さんがいれば使ってみるのもいいのかと思います。
使える物は使って、少しでも「出来ない」心の負担を軽くしてあげたいですよね。
発達障害が理由で学校が嫌いにならないで欲しい
国語や算数等の授業で色々と難しさが出てくるだろううと思っていましたが、まさか音楽でも難しさがあるとは・・・という感じでした。
小学校の発表会って音楽がよく登場するんですよ。
リコーダーをみんなの前で吹かなきゃいけないし、式典出席時は歌わないといけないし。
発表会は保護者も見に来るので、先生も何とか成功させたいという気持ちもありますし。
なかなか大変でした。
「国語や算数じゃないんだから、音楽位出来なくても大して支障は無い。」
と私は思ってしまっていたんですが、子供にとっては国語も算数も音楽も同じ”学校の授業の一つ”なんですよ。
45分間ずっと出来ないまま頑張るって辛いですよね。
学校生活で色んな課題が出てくると思いますが、どこで折り合いをつけるか子供と先生と話し合いながらなんとかお互い乗り切っていきたいですね。
コメント