父の日、シンママの娘が習い事教室で父親の似顔絵を作る事になった
我が子が小学生だった頃の話です。
娘は絵画教室に通っていて、習い事が終わる時間に迎えにいきました。
教室に入ると先生に
「今日は父の日の壁掛けを作ったんやけどミズイロちゃん(娘)”お父さんおらん”っていうから自分の似顔絵で作りましたよー」
と言われハッとしました。
そうだ父の日が近いんだった・・・
最近の風潮を踏まえてか,
それまで保育所や小学校では、母の日や父の日のイベントや創作はありませんでした。
お陰で私は父の日の存在をすっかり忘れていました。
自分の父親には父の日のプレセントを贈るのに、子供の父親の存在が私の中ですっかり抜けていました。
呑気な母親ですw
娘は何事もなく自分の顔の壁飾りを作って、楽しそうに過ごしていたそうです。
その後自宅に帰って、その前の月の母の日に娘が作ってくれた私の顔の壁掛けの隣に飾りました。
色んな家庭がある。ひとり親家庭もその中の一種類。
最近は母の日や父の日の事をファミリーデイと呼んだりするそうです。
保育所や小学校は、私が父の日の存在をすっかり忘れる位、色々な配慮をしてくださっているのでしょう。
ありがたいことです。
そういった意味ではシングルマザーの生き辛さっていうのは昔に比べ軽減しているんでしょうね。
離婚当初は、色々と悩みました。
子供に申し訳無いという気持ちが強かったです。
ただ私がそう思う事が娘に劣等感を植え付ることにの繋がるでは・・・と思い開き直る事にしました。
無い物を嘆いても仕方がありません。
あるものでどれだけ楽しく暮らせるか考える方がよほど実りがあります。
よそのお家と比べて嘆いても仕方がなく、娘には
・色んな人がいて色んな家庭があって色んな価値観がある
・とにかく自分は愛されている
この2つを感じてもらえるようにと思っています。
母親は父親不在を100%カバー出来ません。
よく遊びに出かけた先で見ず知らずの人に
「お父さんは一緒じゃないの?」
等と聞かれたり、
父親が活躍する絵本を読むこともあります。
父親不在からは逃げられないし、全ての人に気を使ってと言うのもおかしな話です。
父親代わりにはなれませんが自慢の母親にはなれるかもしれません。
”父親との思い出があまり無くても母親との楽しい思い出は沢山ある”
そうなるようにと思います。
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