天才・田村由美先生の漫画。5巻以上の漫画をおススメ順に挙げてみた。

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凄い少女漫画家・田村由美先生の5巻以上の漫画

田村由美先生の漫画で現在5巻以上続いているマンガをおススメ順に挙げてみました。

もう全ての順位で僅差で、全ておススメで、全てが1位同然ですが、悩んで迷って順位をつけてみました。

ネタバレあります!

  • BASARA(バサラ)(全27巻)
  • 7SEEDS(全36巻)
  • 巴がゆく!(全8巻)
  • 猫mix幻奇譚とらじ(1~13巻)
  • ボクが泥棒になった理由(シリーズ7巻)
  • ミステリと言う勿れ(1~8巻)

ebookjapansanでいまなら「BAASARA」4巻まで無料です。他の田村先生の作品についてもについてもお得なこちらをクリック!

BASARA(バサラ)(全27巻)

1993年小学館漫画賞受賞作品です。

あらすじ

20世紀末、高度な文明が滅びた後の日本にて、民衆は長く暴君である国王の圧政に苦しんでいた。

そんな中、山陽地方の白虎の村に日本を救う運命の子供が誕生する。

人民を救う運命の子と予言されたタタラとその双子の妹更紗

しかし運命の子・タタラは国王の末子、赤の王に殺されてしまう。

とっさに双子の妹・更紗タタラを名乗り村の民を救った。

そのまま更紗タタラを名乗り白虎の刀を携え、旅に出る。

その旅の途中兄の仇とは知らず朱里(赤の王)と出会い、互いの正体を知らないままに惹かれ合っていく・・・。

感想

初めて読んだ時衝撃でした。

小学校の時でしたが、

こんな少女漫画があるんだ!

と驚いたのを覚えています。

日本の色んな歴史や地理を踏まえ、丁寧に描かれており、読みごたえがあります。

とにかく壮大なスケールの作品で、人を愛するとは?正義とは?希望とは?人を憎むという事は?信じるという事は?母親とは?仲間とは?

色んな事を考えさせてくれました。

子供の時に衝撃を受けた作品ですが、大人になって読んでも、何回読んでも毎回感動で、泣いちゃいます。

壮大な物語ですが、主人公は純粋で素直で本当は普通の女の子なんです。

そこに親近感が湧くんですが、主人公は色んな危機に直面するたびに迷いながらも逞しく成長していきます。

それがまたすごくカッコいい!

全てのキャラクターの設定が丁寧でそれぞれのキャラの背景も丁寧に描かれています。

敵も味方もみんなが魅力的!

主人公だけでなく色んなキャラに名言があり、それらの言葉に今も支えて貰っています。

BASARAの名言について少しだけ書いてあるのがこちらです。



7SEEDS(全36巻)

2007年小学館漫画賞受賞作品です。

あらすじ

ある時、学者により巨大隕石が地球に衝突して人類や地球上の全ての生物が壊滅状態になると予測された。

この事が回避できないと判明すると、各国は様々な人類の生き残り作戦を考え、政府は『7SEEDS』というプロジェクトを立ち上げた。

それはコンピュータや学者が選んだ健康な若者を5つのチームに分けて冷凍保存し冬眠させて未来に残すという方法。


選ばれた若者たちは未来に放りだされ戸惑いながらも、生きるための過酷な試練を乗り越え少しづつ自分たちの状況を理解していく。

感想

こちらも名作です。

単純に物語が長いせいかBASARAより重くて辛いシーンが多い気がします。

救いようのないストーリーだったり、「生きる」希望以上に「生き抜く」ことの残酷さを感じる部分がありました。

胸が苦しくなっちゃう。

壮大過ぎるんです。

世界が。

キャラクター設定がしっかりしており、みんなが主人公で、みんなそれぞれ過酷な状況の中で成長していきます。

そうしてそれぞれのストーリーが繋がっていく。

もちろん名言もあちらこちらに。



巴がゆく!(全8巻)

あらすじ

主人公のは「首都高の巴御前」と呼ばれ、首都高速をローラースケートで走るという危険な行為を繰り返していたが、ある日、友人をローラーバトルで亡くしてしまい走るのやめていた。

そんな巴の前に氷室上総という男が現れ、東条財閥が運営するスタントマン養成所にスカウトされる。

しかしグリーン・シップという名のそのスカウトマン養成所は実はスパイやゲリラを養成する施設だった。

それを知ったは命がけでグリーン・シップを脱出し、東条の隠し子である東条伊織に会いに行く。

そしては東条家の後継者争いに巻き込まれ・・・。

感想

少年漫画やハリウッド映画のような少女漫画で、

「ええ!?そんなことになる!?」

っていうような派手な展開、アクションが沢山ある漫画です。

本当に少女漫画?と確認したくなるような漫画なので、発表当時はかなり異色の作品だったのでは、と思いました。

ローラースケートや東京ドーム等、おそらく当時話題性があったものが取り入れられているんだろうなーと、時代を感じますが、古くても面白いんです。

おそらく田村先生は戦う女の子を書かせたら日本一ではないでしょうか。

巴は友人の死、信頼している上総に裏切られていた悲しみ、色んなものを背負いながら乗り越えていこうとします。

そして12歳の頃、自分の目の前で母親を殺した父親を殺害したという上総の、巴に対するゆがんだ愛情と殺意。

上総と全く違うタイプで温和に見えるが意思の強い正統派伊織。

二人の素敵な男性が巴についてやりとりするところにキュンとなります。

ああ、やっぱり少女漫画でした!

上総も伊織も魅力的!

カッコいいアクション漫画ですが、それだけでは終わらないのが田村由美先生です。



猫mix幻奇譚とらじ(1~13巻)

まだお話は続いています。(2021.5現在)

あらすじ

人々がねずみと戦って2000年以上経つ世界。

主人公パイ・ヤンは最前線でネズミと戦っていたが、「魔法のネズミ」に息子リオをさらわれてしまう。

パイ・ヤンは半人型の猫=猫mixのとらじと共に息子リオを探す旅に出る。

感想

とらじとパイ・ヤンがめっちゃ可愛いファンタジーです。

猫が好きな漫画家さんだけあって猫の可愛いあるあるを散りばめてくれているんです!

そしてそれに対して世間知らずで真っすぐで素直なパイ・ヤンが大真面目にツッコむところが楽しい!

とらじをギュっギュッと抱きしめたくなります。

猫飼いたいー!!

ってなりますよ。

そうしてこのマンガももちろん完璧な世界観が構築されておりその他のキャラクターも丁寧に描かれています。

下記に記載する「僕が~理由」シリーズが好きな方は絶対好きだと思います。

ファンタジーの中のコメディーとシリアスのバランスが絶妙なマンガです。



ボクが泥棒になった理由(シリーズ7巻)

毎回完結で、単行本のタイトルが毎回違うため、これを5巻以上続いているマンガと言っていいのかわかりませんがいいでしょう。

龍三郎シリーズとも言われています。

あらすじ

尾上龍三郎は家事もこなすしっかり者の小学生の男の子。

大きなお屋敷に、元大女優で我が儘で気が強い世間知らずなママ渋沢蝶子と二人暮らし。

そんなママに振り回されたり、友達やガールフレンドのりえちゃんとの日々、町で起きる不思議な事件等が描かれた物語。

感想

ファンタジー要素が強いのかな。

だけど家族愛もしっかり描かれています。

家族愛と、それ以上に母の愛の偉大さを感じます。

我が儘で自分勝手で不器用だけど蝶子さんは息子をとっても愛しているんです。

それがいいんですよ。

蝶子さん素敵です。

クスリと笑えてライトな感じで読めるけど、何かを心に残してくれる作品です。

龍三郎も可愛い!


ミステリと言う勿れ(1~8巻)

まだお話は続いています。(2021.5現在)

あらすじ

久能整はかなりボリュームある天然パーマがトレードマークの大学生。

特に友達や彼女もおらず、休日はカレーを作ったり美術館へ行ったりマイペースに過ごしている。

記憶力や観察力、推理力が優れているちょっと不思議な主人公が次々と事件に巻き込まれ、色んな人と関わっていく。

感想

謎解き系なんですけど、タイトル通りうかつにこの本をただのミステリー物と言ってはいけないんです。

そんなマンガです。

田村先生に伝えたかった事があり、そうしてこのストーリーが練られたんじゃないかなーという、事件ごとにグッとするセリフがあるんです。

例えば、整君が病気の人に対して言ったセリフ

”病には勝てず””病気に負けて” ”闘病の末力尽きて”

どうして亡くなった人に鞭打つ言葉を無神経に使うのか

負けたから死ぬのか?

勝とうと思えば勝てたのに努力が足りなくて負けたから死ぬのか

そんなことはない。自分ならそう言われたくない

勝ち負けがあるとしたら医療が負けるのです。

患者が負けるのではない。

人は病に負けたから死ぬのではない。

ミステリと言う勿れ・4巻

こんなセリフが色んな所に散りばめられています。

世の中の誰かに突き刺され~と、整君を通して作者が話しているんじゃないかと思っています。

久能整はよくしゃべる~!

それがいい!

あとに残るものがたくさんある作品です。

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