特に人の役に立ちたいと思わない私が介護の仕事を続ける理由。

介護
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介護の仕事は面白い

un-perfektによるPixabayからの画像

介護の仕事に就くことになったきっかけは「離婚」です。

子供を一人で育てると考えた時、以下の条件で介護職を選びました。

  • 日本全国で需要がある
  • 大きくは稼げないが食べてはいける
  • 敷居が低い

どのような形になるかわかりませんが、思った以上に介護の仕事が面白く、今後も介護の仕事に関わっていく予定です。

面白いんです、介護って。

私は認知症を患う方との関わりが特に好きです。

「人の役に立ちたい」

なんて思わなくて、いい人でもない私が介護の仕事を好きな理由をまとめてみました。

私が介護の仕事を続けたいと思う理由

とっても邪で悪いお手本になってしまいますが、私が介護の仕事を続けようと思う理由です。

  • 認知症を患う方との関わりは非日常を味わえる
  • 「なぜ?」と湧いた疑問から原因を探って仮説を立て、色んな事を試してみるのが楽しい
  • 分厚い一冊の小説を読んでいる気持ちになる

認知症を患う方との関わりは非日常を味わえる

ある日、認知症を患う男性がお風呂に入る際、服を脱ぐお手伝いをすると、

「え!?何で??」

肌着を脱いだら上半身はトイレットペーパーでグルグル巻きだったという事がありました。

私達介護者が予想できたことではありません。

トイレットペーパーをちぎってもちぎってもおへそが見えないんです。

「何で―??

1ロール全部巻いたでしょ???」

自分でトイレに行く方だったので、トイレに行った際自トイレットペーパーを体中に巻き付けたんだと思います。

本人に聞いても全く答えません。

後にも先にもトイレットペーパー体グルグル事件はその1回だけでした。

理由はわからないままです。

そんな感じで予期せぬ出来事がちょくちょく起こるんですw

「目が点になる」とか「度肝を抜かれる」とか「面食らう」とか、普段生活していてそのような状態になることは稀です。

それが認知症介護はちょくちょく起こる。

だから退屈しないし楽しいんです。

時々凄くロックンロールを感じるのは私だけでしょうかw

「なぜ?」と湧いた疑問から原因を探って仮説を立て、色んな事を試してみるのが楽しい

  

「この人はどうすれば食事を楽しめるんだろう。」

例えば食欲のない人に対して、食欲のない原因を考えて仮説を立てます。

味が気に入らないとか、箸が持ちにくいとか、体調が悪いとか、歯が痛いとか、気がかりな事があるとか。

色々探っていき、

「これかな?」

と思う原因に対して対策を立ててみます。

そうして上手くいくと

「こっちが正解だったか~」

と私は納得します。

パズルを解くみたいで楽しいんです。

認知症を患う方はなかなか簡単には答えを教えてくれません。

正解だったとしても知らん顔です。

それでいいんです。

なんか上手くいったなら。

ただの私の自己満足です。

分厚い一冊の小説を読んでいる気持ちになる

これは認知症関係ない話です。

ご高齢の方のケアにあたり、その人の歴史を聞いたり情報として読んだり、そのご家族と関わったり、その人の生活を近くで見ていると、何だか分厚い一冊の本を読ませて頂いたような気持になります。

みんなそれぞれ歴史があります。

80歳、90歳、100歳、長ーい人生色んな味わいがあります。

当たり前ですがみんな色んな事を経験して、色んな事を思って今そこにいる訳です。

素直に、長く生きるって凄いことだなーと思っちゃいます。

介護福祉士の私は明日も頑張ります。

Photo by Skiathos Greece on Unsplash

介護の仕事をしていると、よく

「人の為になる仕事やね。」

「社会の役に立つ仕事やね。」

なんて言われますが、私はあんまり誰かの役に立ちたいと言う気持ちで働いていないので、掛けられるそれらの言葉にイマイチしっくりきません。

本当に人の役に立ちたいと思う素晴らしい介護職の方の沢山います。

私の職場にもおられます。

私その人達と比べとっても邪な気持ちで働いています。

ごめんなさいーって感じなんですが、だって面白いんですもの、仕方ない。

明日もお仕事頑張ります(*^^*)

介護のお仕事を考えている方にお得な制度が始まったという記事です。(2021.9現在)

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