使わないランドセルの価値
小学校を卒業すると「ランドセルをどうするか問題」が浮上します。
我が家は迷わず捨てました。
結論を先に言ってしまいますが、ランドセルは捨てていいものです。
まだランドセルを捨てて一年ちょっとですがその間に
「捨てるんじゃなかった～！」
と後悔したことは一瞬もありません。
酷い言い方をするようですが「使わない」ものは「いらない」ものです。
子供が「捨ててもいい」と言うのなら捨てましょう。
ランドセルを捨てられない理由
ランドセルを捨てられないと思う理由を挙げてみました。
- 高かった
- 貰ったものだから
- 6年間の思い出が詰まっている
- 人生でたった１つしか持たない物だから
多分ランドセルを捨てられない人って、とってもいい人じゃないかなと思います。
物を大切にするし、お子様の事もとても大切に思っているからなのでしょう。
理由①「ランドセルが高かったから。」
ランドセルの値段は年々上がっており、高い物だと１０万円程度になります。
そりゃ捨てるの勇気入りますよね。
気持ちはとってもよくわかります。
でも、高くても使わないんです。
オーブンレンジを買い替えたとして、
「高かったから」
と言って、古いオーブンレンジをキッチンに置いておきますか？
置いておかないと思います。
それと同じです。
理由②「貰ったものだから」
ランドセルは祖父母からのプレゼントだったという人も多いと思います。
「大切な人からの贈り物だから」
と言う人もいれば
「義理の両親から頂いたものだから気を遣う」
と言う人もいます。
卒業と同時にランドセルのお礼を伝えて処分しましょう。
大切に使わせてもらった感謝の気持ちを伝えればそれで十分ではないでしょうか。
まさか中学校に上がった子供に
「どれ、もう一度ランドセルをしょった姿を見せてくれ」
とは言わないでしょう。
中学校に上がればランドセルの話は出ません。
まだまだこの先も孫のビッグイベントが控えています。
中学入学、高校入学、大学入学、成人式・・・。
未来のイベントの事をみんなで考えましょう。
理由③「6年間の思い出が詰まっている」
「あんなに大きかったランドセルが今ではこんなに小さく感じる・・・」
ランドセルには確かに思い出が詰まっているような気がします。
雨の日も風の日も、楽しかった日々も学校が嫌になった日も、6年間ずっと背中にくっついて見守ってくれていた、そんな風に思えます。
そうして1年生の時の写真と見比べたりもします。
「ピカピカで大きかったランドセル・・・」
だけど写真で見比べられますよね？
ランドセルを背負った姿を写真に撮って、ゆっくり眺めましょう。
ランドセル本体ではなく写真の中に思い出を残しましょう。
家の中を見渡してみると、ランドセル以外にも、きっと小学校の思い出の品があるはずです。
我が家にもお弁当箱や工作で作った写真立て、壁に飾っている工作の品、下敷き等、探せばあります。
思い出はランドセル以外にも色んな所に残っています。
大丈夫です。
理由④「人生でたった１つしか持たない物だから」
ランドセルは人生で一回買ってもらうだけです。
つまり貴重な品なんですよね。
この先二度と買うことが無い物・・・。
貴重です。
生涯持たない物・・・。
貴重です。
だけど二度と買わないし生涯持たないのは必要ないからです。
「たった1つしか持たない物」や「初めての物」って言われると心が揺らぎますが、子供が成人するまでに初めてとたった一つは割りとあります。
気にしないで大丈夫です。
奥の手！ランドセルリメイク！
実は私の母が私のランドセルを２０年以上持っていました。
私の娘が小学校入学前に祖母の家に行った時、
「ママが使っていたランドセルがあったはず・・・」
と、押入れから出して娘に見せていました。
使わなくなったランドセルが２０数年ぶりに日の目をみた瞬間でした。
それより以前にランドセルが押入れから出てきたことは、私が知る限りありません。
そしてその時押入れから出したランドセルは、娘が遊んだあと押入れに直されました。
もう二度と押入れから出てくることは無いでしょう。
そんなもんです。
過去を振り返るのは写真や動画で十分ではないでしょうか。
ど～しても、ランドセルが捨てられない方にはリメイクするという手もあります。
ランドセルをプレゼントしてくれた方に贈ってみてはいかがでしょう。
ランドセルはあんまり高級品を買わなくてもいいんじゃないかという事をまとめたのはこちらです。
後で処分しづらくなる位なら、やっぱりそんなにお高いランドセルはいらないんじゃないかと思います。
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