子供の金銭感覚は親の影響を受ける。
子供にどんな金銭感覚を持って育って欲しいか、少し考えてみるのもありだと思います。
子供のお金の先生は身近な親です。
学校でお金の授業ってしてくれないんですよねー。
保育園や幼稚園でお買い物ごっこをしてお金の使用方法を学べても、金銭感覚を育てるというのとは少し違います。
子供は親とお金の関係をよーく見ています。
そうしてお金との付き合い方を学んでいるんだと思います。
子供の、お金にまつわる思い出話。
我が家のお金にまつわる娘のエピソードです。
シングルマザーになってそれほど間もない保育所時代の話になります。
エピソード1
母と祖母と娘と私。4世代で食事をしていた時の話。
食べ終わって楽しくおしゃべりをしていた時、娘がテーブルの上の支払い伝票を手にし、
「さあ、今日は誰が払うかな~♪」
だって。
いつも支払いのやり取りが面白かったみたいです(*^^*)
エピソード2
友達と娘と3人でカフェで楽しく過ごしていました。
さて店を出ようかという時に、娘が急にレジの前で友達に
「ママはお金が無いのでママの分も払って下さい!」
と切実な顔をして大きな声で言いました。
子供にあんまり「お金が無い」っていうのはやめようと思った出来事ですw
エピソード3
スーパーの商品に貼られた値引きシールを見て
「ママ!!これシール貼ってくれてるで!!これ買い~」
と、
「ほら!ママの好きなもの見つけたよ!」
って感じのキラキラした目で教えてくれたこと。
大きな声だったので恥ずかしかったです。
ありがとう。
そのシールは好きなんですけどね。
エピソード4
保育所に迎えに行くと
「ママ―見て―」
と嬉しそうに走ってきました。
手には「100」と書いた丸い紙を何枚も持っていました。
「お金ー」
とっても嬉しそうです。
自分で作ったようで
「上手に作ったねー」
と言うと、とってもご満悦。
保育所の帰りにスーパーに寄ってもニコニコご機嫌です。
「ミズイロ(娘)が全部買ってあげるー。
いっぱいお金あるー」
なんて言っています。
ん?
と思いましたが、あまり気にせずセルフレジに商品を通し、いざ支払いの段階で私がお金をセルフレジ投入しようとすると
「んー!ミズイロが(娘)払うの!」
と言って自分が作った紙きれの100円をレジに投入しようとします。
「それは使えないのよ。
自分で作ったお金は使えないの。
みんなが使ってるお金じゃないと。」
慌てて娘を止めますが、娘は使えると言い張りレジの小銭投入口へ手作りのお金を入れようとします。
引かない娘と私。
レジは後ろに人が並んでいます。
仕方なく店員さんを呼び、娘の前で店員さんに
「このお金はレジで使えますか?」
と聞くと、店員さんはちょっと面倒くさい様子で
「使えません」
と言いました。
それを聞いた時の娘の絶望の顔!
「う・・・う・・・うわーん!!」
とお店中に広がる大きな声で泣き、そのまま泣きながら抱っこで帰りました。
子供とお金。贅沢もさせないが心配もかけない。
お金が無かった頃で色々やりくりしていたので、娘にそれが伝わっていたのだと思います。
手書きのお金を作った時も
「これで自分の好きな物を沢山買える」
と嬉しかっただけでなく
「ママに色々買ってあげられる」
と思ったのだろうと思います。
お金にまつわるそんな話から、普段の生活の中で子供にお金について心配をさせてしまっていたかもと反省しました。
小さい時はお年玉を貰っても、お年玉袋の柄に喜び中身に興味ありませんでした。
少し大きくなって、
「この中でどのお金がいい?好きなの入れてあげる」
と祖父がお金の種類を見せてお年玉の金額を選ばせると100円玉を選びました。
よく見るお金の中で価値があるものと思ったのでしょう。
小学生の4,5年生の頃、欲しい物を買ってと言う娘に(500円程度のものでした)、
「じゃあ千円あげる。
お釣りもミズイロ(娘)のものだよ。
好きな物買っていいよ。」
と言って千円渡すと、しばらく娘はお店をウロウロして、「何も買わない」という選択をしました。
貯金をする、という事です。
今は一緒に株の話をしたりしています。
お年玉で株を買うかどうするか、という話です。
私はお金の先生としてはあまりいい先生ではありません。
ただ娘にはあまり浪費せず、だけど節約しすぎて楽しみが無い生活も送って欲しくないなあと思います。
親子でお金のお勉強もしていきたいです。
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