高齢者の人間関係・施設生活を見て思う事
高齢者施設で勤務しています。
いわゆる「超高齢者」と言われる90歳以上の方々も多いです。
毎日の施設生活の中で色んな人間模様が繰り広げられているのを見ている訳ですが、脳トレするより人との関わりが何より脳を刺激してるんじゃないかって気がしてきます。
日々の暮らしの中で色んな駆け引きとかやり取りが垣間見られます。
色々あるんです。
特に女性陣w
逞しいなあと思ったり、なるほど~と思わされたり、人生何十年の先輩方のやり取りは時に刺激的で敵わないなあと思わされます。
きっと何十年も色んな人と関わって心地よい刺激も不快な刺激も受けつつ、生きてきているはずです。
ある時”入所”という形で地域の人達との関係絶たれる訳ですが、それでも入所した施設の中で新たに人間関係を築いていく様子を見ると少しホッとします。
脳トレよりも脳に刺激がある人間関係
スタッフと入所者の方とのやり取りではどうしても”ケア”という名の関わりなもんで、労りであったり優しさであったりが優先され、あんまり刺激がなかったりします。
もちろんそれでいいんですが。
ポジティブな刺激はあるんです。
でもポジティブな関わりだけでいいって訳でも無いのかも・・・と何となく思うんです。
例えばピリリとした刺激が時々あった方が日常が活性化されるタイプの人もいると思うんですよね。
”あの婆さんはややこしいから話を適当に合わせておこう”
”あんな事言ってるけど自分だって・・・”
なんて決して心地良い訳ではない事だけど、色んな事を頭の中で考えるのも”生活の一部”なんろうなあと感じます。
ややこしかったり煩わしかったりする人間関係も含めてその人の生活の中にあったものなら、それは継続出来たらいいなあと思います。
そういう生活を送ってきたなら、そんな日常のややこしいことも割と大切な事のような気がします。
心地いいだけじゃなく今までのライフスタイルに近い人間関係を維持出来る環境があるのが望ましいんじゃないか、と。
今まで生きて人生だったりその人の性格や体調にもよると思うんですが。(あんまり体調が悪い時に煩わしいのは嫌ですしねw)
施設内で、本当に悩んじゃうような人間関係もあったりするので、なかなかその辺のさじ加減って難しかったりすると思うんですが、知識や技術を持った関わり以外の関わりもまた必要な感じがします。
”その人らしい暮らし”って色んな事をひっくるめてですものね。
教科書通りではないけれどいい部分も悪い部分もひっくるめて”人が生きる”ってことだと思います。
なんだか思いついたままダラダラと書いてしまいました。
※イラストは架空の人物です。
介護のお仕事をお考えの方にお得な制度があるという記事です。
介護のお仕事も悪くないかもっていう記事です。
認知症を患う祖母がグループホームに入所した時の話です。
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