母子父子寡婦福祉資金貸付金とは?
簡単に言うと・・・
ひとり親家庭の親や子の大事な時期に、必要な資金を低金利で貸し付ける制度
です。
物凄くざっくり言いましたが、例えばどんな時かと言うと、
- 事業を開始する時
- 今の事業を継続する資金
- 「子」の就学資金
- 「親」が自分で事業を開始したり、就職するためのスキルを身に付けるのに必要な技能習得資金
- 「子」の就業資金
- 「親」や「親のいない子」の就職支度資金
- 医療介護資金
- 生活資金
- 住宅資金
- 引っ越し資金
- 「子」の就学支度資金
- 「子」のための結婚資金
だいたいこんな感じです。
たくさん種類があります。
貸付限度額や貸付期限、金利はそれぞれの資金の種類によって変わってきます。
詳しくはこちらの内閣府ホームページをご確認下さい。
どんな貸付内容か、2つ例を挙げて、簡単に確認してみますね。
例1.子供の「就学資金」を借りたい時
・就学資金の内容は?
高校や大学等に子供が通う際の授業料、本代、交通費等必要なお金
・限度額は?
例えば、私立に自宅以外から通学させるなら
高校 最大月額52500円
大学 最大月額96000円
通う学校によって金額が変わってきます。
通学中、子供の児童扶養手当の支給が終了した場合は、児童扶養手当の金額分を足した金額の借り入れが可能です。
・貸付期間は?
就学期間中です。
・返済期限は?
学校を卒業して6ヵ月間は支払いは猶予されます。
その後20年以内に返済します。(専修学校一般課程のみ5年以内)
・利率は?
無利子です。
・その他
親に貸付ける場合は、子供を連帯借受人にして、子供に貸付ける場合は親等を連帯保証人にします。
その他連帯保証人は不要になります。
例2.離婚して間も無い時など、「生活資金」が必要な時
・生活資金の内容は?
スキルを習得している間、医療や介護を受けている間、ひとり親になって7年未満で生活の安定を希望している方、失業中の生活のための生活を補う資金等。
・限度額は?
基本は月額 105,000円
スキルの習得は月額 141,000円
・貸付期間は?
利用の理由によってバラバラです。
スキル習得期間中、5年以内
医療や介護を受けている期間中、1年以内
失業した日の翌日から1年以内
・返済期間は?
スキル習得後や、医療や介護を受ける生活が終了する等、貸付期間が終了した6ヶ月後までは据置期間として、元本の返済期間は猶予されます。
以降借り入れ内容によって、返済期間が変わってきます。
スキル習得 20年以内
医療又は介護 5年以内
離婚後の生活の安定の為 8年以内
失業 5年以内
・利率は?
保証人有りの場合 無利子
保証人無しの場合 年1.0%
どうしても困った時は。カードのキャッシングよりお得な貸し付け制度を利用して。
クレジットカードのキャッシングの場合、金利が最大で年18%です。
無利子や低利率で借りられる母子父子寡婦福祉資金はかなり有り難い制度だと思います。
どうしても資金の借り入れが必要な場合、候補に挙がる借り入れ先の一つになると思います。
資金の種類により貸付金額や返済期間は様々です。
詳しくはお住いの地域の福祉担当窓口にお問合せください。
一人で子供を育てる中で、何かあった時のことを考えて一つの知識として知っておくと心強い制度かと思い、取り上げてみました。
ひとり親家庭の未来が明るいものでありますように。
私も頑張ります。
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