制度を知っておくとそれが生活を支える手段の一つになるかもしれない
大阪市には
ひとり親家庭日常生活支援事業
という制度があります
私はこれに何度かお世話になりました
この制度があって本当に良かった~
もし大阪市内のシングルマザーさんで、一時的に子供を預かって欲しいという方がおられたらこの制度を利用してみてはどうでしょうか。
私の体験を記録してみました。
ひとり親家庭日常生活支援事業とは
まずは簡単に、どんな内容かと言いますと
- 大阪市が行っている制度
- ひとり親家庭の自立促進や、一時的に子育て支援や生活援助を必要とする場合に利用できる。
- 支援員を派遣したり、支援員の自宅で保育する等、生活をサポートする制度
です。
利用料金は
・生活保護世帯
・生活援助 0円
・子育て支援 0円
・市民税非課税世帯
・子育て支援 0円
・生活援助 0円
・上記以外
・子育て支援 150円
・生活援助 300円
制度の詳しい内容はこちら
私がこの制度を利用した理由
簡単に言うと
子供の預け先が他になかったから
です。
離婚してすぐ、私は大阪市が行う事業の高等職業訓練促進給付金事業を利用しました。
介護福祉士を養成する専門学校に通っていたんです。
私は随分大阪市にお世話になっていますねw
有り難いことです_(._.)_
2年間の養成校のカリキュラムの中で施設実習があったんですが、これが保育所の対応時間外だったんです。
早出や遅出という実習がありました。
また、初めての実習は自宅から遠く、保育所に送ってから実習先に向かっては間に合いません。
(ちなみに夜勤実習も2回ありました。
これは母が田舎から来てくれて何とか乗り切りました。ありがたい。)
そういう事があり、この制度を利用しました。
何度か利用しましたが私の利用内容は、
・自宅まで迎えに来てもらって保育所へ送って行ってもらう
・駅で待ち合わせて保育所まで送迎してもらう
・保育所が空く時間まで援助して下さる方の自宅で預かり→保育所まで送迎
・援助者の自宅で一日過ごさせてもらう
というものでした。
この制度のお陰で学校のカリキュラムをこなすことが出来ました。
お陰で無事介護福祉士の資格を取り、正社員として働きだすことが出来たんです。
私の体験談
ひとり親支援制度を利用した私の体験談を少しお話しますね。
私の体験・その1 お子様のいるAさん宅に早朝子供を預け、保育園まで送迎してもらう
Aさん宅に6時半ごろからお世話になっていたんじゃないでしょうか。
も~、本当にお世話になりました。
詳しい時間は覚えていませんが、とにかく保育所が開いていない時間にAさん宅に娘を送り届けました。
Aさんとは事前に面識はありませんでした。
住所や連絡先等、事前に必要な情報を頂いておりました。
娘の朝ご飯にと、簡単なお弁当を持参してAさんに娘を託しました。
早起きさせて娘には申し訳ない
初めてのお宅にお邪魔して大丈夫かな
と心配してましたが娘は楽しかったようです。
中学生のお姉ちゃんがいるお宅で、そのお姉ちゃんに随分可愛がってもらったようです。
お姉ちゃんを中学へ送り届けてから自分は保育所へ行ったんだ、とあとで娘が楽しそうに話してくれました。
私の体験・その2 チャキチャキ元気なBさんに何度もお世話になる
ベテラン支援員の風格のあるBさんとは、お世話になる前に一度会いました。
急に知らないおばちゃんが迎えに来てびっくりさせたらいけない
とBさんの心遣いからでした。
そんなBさんの心遣いのお陰で、娘は利用初日からご機嫌でBさんと手を繋いで保育園に行くことが出来ました。
おしゃべりな娘の話を沢山聞いてくれたようで娘はBさんに会うのを毎回楽しみにしていました。
Bさん宅で娘を預かって頂いたこともあります。
Bさんの家には猫をがいたので娘は大喜びでした。
制度を利用して良かった
この制度を利用し、この制度があって良かった~と思っています。
良かったと思う大きな理由は
- 出来る事の幅が広がる
- 子供の経験を増やす
- 母親の心的サポート
です。
私が思った事をまとめてみました。
出来る事の幅が広がる
この制度があったから資格を習得することが出来ました。
小さい子供を抱えてシングルマザーになると「仕事を探す」「仕事に就く」ための行動が起こしにくかったりします。
の可能性を広げることができると思います。
子供の経験を増やす
預けられる~
という体験を増やして慣れるとかって訳じゃないですよw
年齢の違う子供と過ごす
他所のお宅の雰囲気やルールを知る
色んな大人との関わりを増やす
というのは娘にとって良い経験になったかなと思います。
母をサポートする制度ですが、娘も
自分たちに何かあれば助けてくれる大人がいるんだな
と感じてくれていたように思います。
母親の心的サポート
いざという時に支援を利用出来ると思える事は心強かったです。
サポーターの方の温かい言葉は随分励みになりました。
子育てと家事と、労働や学習で余裕がない中で第三者の優しい言葉は染みますよー。
一人で頑張っている訳じゃない、と思わせてくれました。
以上が私の体験です。
大阪市で子供を預けられる公的サービス
他にも子供を預けなきゃいけなくなった時に大阪市で利用できる制度を二つ挙げておきますね。
ファミリーサポート事業
大阪市内在住の方で事前に会員登録している“一時的に子育てを援助して欲しい依頼会員”と“子育てのお手伝いが出来るよ、という提供会員”を結び付け、子育てをサポートするサービスです。
事前に提供会員、依頼会員のペアリングをして活動を行っていきます。
提供会員は事前に講習を受講しています。
お泊りは原則しておらず、援助内容は子供の保育園までの送迎や、学校終了後数時間子供を預かる等他にも様々です。
料金は通常1時間当たり800円
早朝や夜間、土日祝日、年末年始等は1時間900円になります。
ひとり親家庭日常生活支援事業よりお値段がしちゃいます。
私はひとり親日常生活支援事業の方で都合がつかなければこちらを利用しようと思い登録していました。
ペアリングはしていましたが実際の利用に至ったことはありません。
以前は提供・依頼、どちらも可能な両方会員でした。
今は提供会員ですが、まだ活動したことはありません。
もう少し子供が大きくなって少し余裕が出てきたら活動したいなと思っています。
一時預かり事業
事業対象の保育所等で市内に住む小学校入学前までの子供の一時預かりを行っています。
一つの施設でその日預かれる子供の人数が限られていますので確認が必要です。
利用料は年齢にもよって変わります。
平日(月曜~土曜日) 1200円~2700円
休日(日曜.祝日等) 1600円~3600円
昼食代が別に必要です。
子供が小さいほど料金が高くなります。
生活保護世帯は無料です。
市民税非課税世帯のうちひとり親世帯は無料になります。
私は一度この制度を利用しようとして問い合わせた事がありますが、定員を満たしたとのことで利用出来ませんでした。
保育所によっては一日一人だけしか預かれない所もあるのでなかなか狭き門かもしれません。
どの制度でも言えることですが早めに予約状況を確認した方がいいですね。
おしまいに
以上の制度については2021年3月末時点の情報です。
変更もあるかもしれませんので詳しいことは各事業の問い合わせ先にご確認下さい。
お住いの地域に同じような制度があるかは市区町村の窓口へご確認下さい。
シングルマザーにとって他にも有り難い制度もあります。
沢山の可能性を諦めず、子供との生活を楽しみたいですね。
シングルマザーが利用できる制度について書いた記事です。
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